ドル円一時100円台、軟調な米指標で円高に

NY市場、円は一時3週間ぶりの高値

 8月2日、ニューヨーク外為市場では、ドルが下落。軟調な米経済指標を受けてFRBの利上げ時期が遅くなるとの見方が広がった。2013年撮影(2016年 ロイター/Shohei Miyano/Illustration/File Photo)

[ニューヨーク 2日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが下落した。軟調な米経済指標を受けて米連邦準備理事会(FRB)の利上げ時期が遅くなるとの見方が広がった。日本政府が閣議決定した経済対策規模が結局予想範囲内にとどまったことや、日銀の金融政策の先行きをめぐる思惑などから、円は一時約3週間ぶり高値となる100円台後半に急伸した。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は直近が0.7%安の95.048。6月24日以来の安値となる95.0031まで下がる場面があった。

終盤のドル/円<JPY=>は1.5%安の100.89円で、昼過ぎには3週間ぶり安値の100.69円を付けた。

ユーロ/ドル<EUR=>は終盤、0.5%高の1.1227ドルと6週間ぶり高値になった。

前週末の低調な第2・四半期米国内総生産(GDP)に続き、2日発表された6月の米コア個人消費支出(PCE)物価指数が前月比0.1%上昇にとどまったことが、ドル安につながった。

ミレニアム・グローバル・インベストメンツのマネジングディレクター兼ポートフォリオ投資共同責任者、リチャード・ベンソン氏は「ドルは7月のほぼ全期間上昇してきたが、過去4営業日ですべて帳消しになった。弱い指標がドルの下げをもたらしている」と解説した。

一方ドル/円についてBKアセット・マネジメントのFX戦略マネジングディレクター、ボリス・シュロスバーグ氏は、100円ちょうどを試しかねない状況にあると指摘。「為替介入は過去の例でうまくいかないことが証明されているとはいえ、それでも日本の当局は再び介入を検討せざるを得なくなるかもしれない」との見方を示した。

オーストラリア準備銀行(中央銀行)が2日に25ベーシスポイント(bp)の利下げを実施したが、豪ドル/米ドル<AUD=>は上昇し、終盤は0.1%高の0.7608米ドルだった。

シュロスバーグ氏は、利下げは「この1回で打ち止め」だと市場参加者が受け止めたと話した。

ドル/円 NY終値 100.88/100.91

始値 101.77

高値 101.83

安値 100.69

ユーロ/ドル NY終値 1.1225/1.1230

始値 1.1190

高値 1.1233

安値 1.1187

*内容を追加します。

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