演説力 わかりやすく熱い言葉で政治不信を吹き飛ばせ 岩見隆夫著 ~政治家と聴衆が共振する政治は復活するか

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 著者は自民党の尾辻秀久が今年1月、国会で首相に「野に下ることは恥ずかしいことではない。恥ずべきは政権にあらんとして、いたずらに迎合することだ」と迫った話を紹介し、「天下分け目」の現在を「奮起する政治家が次々と現れておかしくない時」と着目する。「演説復権の時期と環境が熟しつつある」と前向きに捉えている。

演説は政治家と国民をつなぐ絆であり、政治家と聴く大衆の共振の欠如が民主主義の危機を招いた。演説を通して政治家と聴衆が共振する政治が復活するかどうか、「天下分け目」の総選挙のもう一つの焦点である。

原書房 1890円 261ページ

いわみ・たかお
政治ジャーナリスト、毎日新聞社客員編集委員。1935年旧満州大連生まれ。47年、山口県防府市に引き揚げ。58年京都大学法学部を卒業後、毎日新聞社に入社。政治部副部長、『サンデー毎日』編集長、編集委員室長、編集局次長、編集局顧問、特別顧問などを経て、2007年退社。


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