デイトレでコツコツ勝つには何が必要なのか 資産1億円超の「満州中央銀行」氏が伝授

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彼が得意なのは、ニュースなどの「情報が出た瞬間」の「順張り」だ。ただし、順張りといっても、「株価が動いた方についていけばいい」という単純なものではない。「わからないことはやらない。だから情報が大事。途中で状況が変わることもあるので、あらかじめニュースを積み重ねて流れを把握しておく必要がある」という。

例えば、業績発表のタイミングでトレードする場合、内容だけではなく、相場全体の地合いや市場コンセンサスとの「かい離」、「株価への織り込み度合い」などが影響する。そのため、発表後の値動きはとても読みづらい。

「外国人投資家の立場になって」予想する

だが、彼はあらかじめ「数百社の業績に関する報道を、最短でも1カ月は遡って調べる。外国人投資家が重要視する営業利益ベースであり、『このぐらいの数字が発表される必要がある』という水準を導き出し、売り買いどちらの注文も出せる準備をして、業績発表の瞬間を迎える」そうだ。

業績発表の集中日は、400社近い企業が決算発表を行う。そのため、出来高が多く、板が厚い銘柄を選んで準備するというが、時間も根気もいる大変な作業だ。

注意しなくてはいけないのは、「業績と同時に自社株買いや増配を発表する場合もあるので、リリースは全て目を通すこと。最初の値動きが予想の範囲内でも、その後で盛り返してくることもあるから」だという。

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