戦後世界経済史 猪木武徳著

戦後世界経済史 猪木武徳著

本書は、世界経済の動向を、第2次世界大戦から20世紀末まで、著名な経済学者が鳥瞰したものである。

20世紀がメインとなっているが、最終章では2007~08年の金融危機と、それによってもたらされた世界的な不況にも触れている。特に、「サブプライムローン問題」に関しては、専門家がリスクを意図的に低く喧伝し販売した、ある種の詐術ではないかと分析する。

著者はそこに人間の貪欲さを見、その貪欲さが市場経済を通して多くの富を生み出してきたことも、また事実だと述べる。この貪欲さを制御する有効なシステムをデザインすることが、今後の世界経済の最大の課題であると主張している。

中公新書 987円

Amazonで見る
楽天で見る

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ブックス・レビュー
  • ルポ「ホームレス」
  • コロナショックの大波紋
  • コロナショック、企業の針路
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
テレワーク総点検<br>コロナで広がる働き方格差

緊急事態宣言下で当たり前になった「テレワーク」。業種や職種によって実現度合いに大差がつき、この数週間で働き方の格差が広がったといえるでしょう。在宅勤務の課題を総点検し、コロナ後の働き方を考察しました。