食糧争奪戦争 浜田和幸著
世界各地で発生している異常気象の影響でオーストラリア、中国、アルゼンチンといった食糧生産大国は深刻な農業危機に直面している。経済危機が100年に一度ならば、食糧危機は1000年に一度のスケールで人類をのみ込みつつあり、食糧争奪戦は日本人の想像をはるかに超える規模とスピードで激しさを増しているとシンクタンク代表を務める著者は指摘する。
アメリカの食糧メジャーがしたたかに戦略を拡大するなかで、日本の農業はいかに補助金依存から脱するか。生きることは食べること、何をそして誰が作ったものを食べるのか、今はそれが問われる時代であり、情報を咀嚼することも重要と、飽食から抜け出せない日本に警鐘を鳴らす。
学研新書 798円
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