国家の危機と首相の決断 塩田潮著

国家の危機と首相の決断 塩田潮著

平時でも「リーダーシップがない」といわれる日本の首相が「国家の危機」に直面した際、どんな決断をし、どんな指導力を発揮したか。

歴代の首相は想定外の事態に陥った際、もたつきがちで、対応への感度が鈍いと評価されるが、「阪神・淡路大震災」の村山元首相、「97年経済危機」の橋本元首相に対しては著者の評価は一味違う。

「国難」を大震災、経済危機、非常事態の三つに分け、その時々の最高権力者が危機に際してどう舵取りしたのかを追いながら、首相の資質、政府・官邸の危機対応を問い直す。単純な英雄待望論ではなく、真のリーダーを生み出す力が社会になければその国は立ちゆかない。そんな読後感を与える。

角川SSC新書 903円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • ミセス・パンプキンの人生相談室
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
  • カラダとおカネのよもやま話
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
大手から専業まで大混戦<br>中古マンション販売の隘路

新築価格が高止まりし、参入業者が急増する中古マンションの「買い取り再販」。デベロッパー自ら物件を取得し、リノベーションを施して販売する手法だ。価格上昇や売れ残り増加など懸念材料も出現、手放しでは喜べない活況の裏側を描く。