中国は東アジアをどう変えるか 21世紀の新地域システム 白石隆、ハウ・カロライン著
中国の目覚ましい経済的躍進によって、東アジア、ひいては世界はどう変貌しようとしているのか。
今後、米国の一国一極体制は多極体制に移行するとしながらも、中国がヘゲモニーを握ることになるとは限らないし、今のところ、そうした予兆もないという。周辺諸国の中国に対する多様な動向を紹介しながら、中国脅威論の分析を進めていく。
注目しているのが、「アングロ・チャイニーズ」という存在だ。米国や欧州などで高等教育を受け、多言語を解し、国境を越えてビジネスを手掛ける。大陸の中国人とは明らかに異なるアイデンティティを持つ彼らが、今後アジアのエリートになっていくと展望する。
中公新書 882円
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