野村HDの株主総会はインサイダー問題や高額な役員報酬に質問集中

ちなみに、会社側が説明した役員報酬額は、渡部グループCEOが1億2800万円、柴田拓美グループCOOが1億1300万円だった。株価の著しい低迷やインサイダー情報漏洩という重大な事件の疑いがもたれている中で、この高額な報酬には違和感を持たざるをえないだろう。

経営方針として、「法令順守、職業倫理の向上による株主、顧客からの信頼回復」を掲げたが、この方針の真摯さが問われるのもこれからだ。

この日の総会では、経営責任を追及する声は上がらなかったもようだが、社内調査を通じて情報漏洩の事実が確認されれば、経営責任を求める声が高まる可能性がある。そうした批判に対処するには、経営陣が外部にも説得力のある業務改善を実行することと、説明責任を十分に果たすことが必要であることはいうまでもないだろう。


◆野村ホールディングスの業績予想、会社概要はこちら

[+画面クリックで詳細チャートを表示]

(浪川 攻 =東洋経済オンライン)

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 越湖信一のスーパーカー列伝
  • 日本と中国「英語教育格差」
  • iPhoneの裏技
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
スペシャルインタビュー<br>元ラグビー日本代表・畠山健介

今年から米メジャーリーグ・ラグビーのチームに所属、華やかな選手生活とは裏腹に幾多の葛藤を乗り越えてきた畠山選手。「ラグビーファンの拡大には、リーグのプロ化が不可欠だ」。新天地にいる今だから見えてきた日本ラグビー改革論を熱く語ります。