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〈揺れる業界の盟主〉「性加害の漫画家」を別名義で再起用、小学館「マンガワン問題」の深刻度 事実究明に公への説明…今後の焦点は?

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小学館をめぐる事件といえば、記憶に新しいのが『セクシー田中さん』問題だ。

24年1月に小学館の女性向け漫画雑誌で連載中だった同作品の作者・芦原妃名子氏が、日本テレビ放送網によるドラマ化をめぐるトラブルの末に命を絶った。その後、小学館は社内の特別調査委員会がまとめた調査報告書を公表したが、日テレ側の調査報告書と認識が食い違う点が多く、真相はやぶの中となった。

当時の小学館側の調査報告書では、芦原氏がSNSで事態について発信するまで、現場社員の直接の上司がトラブルそのものを把握していなかったことが判明している。また、このSNS投稿には小学館の複数の社員が協力したが、法務室や広報室への相談もなかったという。

再発防止策の提言には「組織的な問題その他」として、次のように情報共有のあり方についての課題が示唆されていた。「定期的に上長に報告を上げるシステムを作っていれば、問題の早期発見に役立つし、対処の誤りも少なくなる。上司もより目配りの必要を感じるはずである」。

漫画家たちの重い判断を迫る事態に

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