ガザでリゾート開発もくろむ「現代の王様」トランプ…平和評議会の「終身議長」に君臨し権力を私物化、世界中の紛争地で不動産ビジネス展開へ?
平和評議会のトップは議長だが、憲章には「ドナルド・J・トランプは平和評議会の初代議長を務める」と書かれている。そして議長は「自発的に辞任するか、職務遂行能力を喪失した場合のみ交代する」と書かれている。つまり議長には任期がなく、トランプ氏は終身議長となる。
さらに平和評議会の加盟国は議長が参加を招待した国に限定され、国家元首か政府首脳が代表になるとしている。加盟国の任期は3年以内だが、議長が認めれば更新できる。また1年以内に10億ドル以上を拠出すれば任期のない常任加盟国になることができるとされている。
つまり、この組織はトランプ氏がアメリカの大統領任期を終えて一般人となった後も議長として君臨し、気に入った国を加盟国に選んで、各国の大統領や首相を従えて、多額の拠出金を集めて、世界の紛争の解決に尽力するという、トランプ氏個人のための組織となっているのである。
かつてのローマ教皇か、イスラム教のカリフか
個人が複数の国家の上に君臨することは、人類の歴史を振り返ればないわけではない。キリスト教が世俗の権力と対等以上の力を持っていた時代のローマ教皇、あるいはイスラム教が力を持ちアラビア半島から西アジアから北アフリカなど広く支配したアラブ帝国時代のイスラム教世界の最高指導者カリフなどいくつもの例があるが、いずれもはるか昔のことだ。
主権国家が国際社会の構成単位となり、国際法などさまざまなルールが共有されている現代においてはありえない話だ。
ではなぜトランプ氏はそんな破天荒なことを考えているのか。



















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