共通テスト2026「平均点ダウン」は理系にダメージ、"難関国立大入試"の志望者への影響は?既卒生の動きにも注意

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また、下の表にあるように河合塾・駿台予備学校・ベネッセの3社(以下、3社)が共同で実施した自己採点集計の結果による予想平均点も傾向は同じです。

2026年度大学入学共通テスト 平均点
※外部配信先では図表がうまく表示されない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください。

大学入試センター発表の中間集計は約22万人の集計ですが、3社集計は約40万人ですので、予想平均点の精度はかなり高いと考えてよいでしょう。そのため、これ以降は、3社予想平均点を基にして昨年との平均点差などについて見ていきます。

すでに新聞などのメディアで各科目の平均点や出題傾向などが詳しく報道されていますが、あらためて見てみると、英語リスニング、数学I・数学A(以下、数学I・A)、国語、物理、情報Iなどの平均点がダウンしています。

特に国語、物理、情報Iは10点以上のダウンとなっています。国語は満点値が200点のため、得点率のダウンは5%ですが、物理と情報Iは12~13%のダウンですので影響がより大きいと言えます。

理科の選択科目で毎年受験者が最も多いのは化学ですが、次に物理の受験者が多いため、基本的に理系生は物理・化学で受験しているパターンが多いと考えられます。

そのため、今回の共通テストは理系生にとってダメージがより大きい結果になったと言えるでしょう。3社推定の総合型平均点を見ても、6教科文系型よりも6教科理系型の平均点のほうがダウン幅は大きくなっています。

一般的には、各科目の平均点に注目が集まりますが、この総合型平均点のアップダウンは、国公立大学の予想ボーダーラインや判定基準のアップダウンに直結しますので、各科目の平均点の変化よりも実は重要です。

出題傾向が少し変わるだけでも平均点に影響する

各科目の平均点ダウンの理由ははっきりしています。問題の難度が上がったり、出題傾向に変化があったりしたからです。

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