週刊東洋経済 最新号を読む(5/23号)
東洋経済オンラインとは
ビジネス #自動車最前線

BMW「iX3」先行試乗!EVでも「BMWらしさ」は健在なのか?ワインディング&サーキットで確かめたその走り

8分で読める
2/4 PAGES
3/4 PAGES

カーブでは、重力にしたがって、すーっとノーズの外側のほうがおだやかに沈んでゆく。技術の力でもって、新奇なドライブフィールを作り出すようなギミックはいっさい感じさせない。

アクセルペダルの踏み込み量も絶妙に調整されていて、モーターの大きなトルクもじわーっと感じられる。

EVにありがちな不自然さがなく乗っていて心地よい(写真:BMW)

よくできたエンジンを載せたクルマのような加速と感じられて、たいへん気持ちがよい。

今回「BMWパノラミックiDrive(アイドライブ)」なる新世代のインフォテインメントシステムが採用され、ウインドシールド下端に左右110cm幅のディスプレイが設けられた。

ここに速度や外気温、さらに望めばモーターの回転数(!)といった任意のウィジェットが置ける。ダッシュボードのモニター内で、スマートフォンと同様の操作で設定可能だ。

「BMWパノラミックiDrive」は助手席側にもさまざまな情報を表示(写真:BMW)

ドライバーにとってのメリットは、走行中の視線の移動量が少なく、かつ焦点を合わせやすいことだと、BMWの開発担当者は言う。

モーター回転数を表示させると、すぐ1万回転以上になる。おもしろいので、ついそこに目がいく。危険なので、慌てて視線を道路に戻す。その繰り返しでもってマラガの山道を走った。

サーキットで試すBMWの真骨頂

目的地は「アスカリサーキット(Circuito Ascari)」。1950年代にフェラーリのグランプリマシンを駆ってすぐれた成績を収めた、イタリアのアルベルト・アスカリにあやかった名称だ。

全長5kmを超えるプライベートサーキット。走り屋の富裕層向けビジネスとして、ゴルフリゾートのような集客が見込まれるのかもしれない。

このコース、ストレートはそんなに長くないが、軽いアップ・アンド・ダウンと組み合わされたコーナーの連続が特徴的だ。

パイロンスラロームで身のこなしの良さを体感した(写真:BMW)

BMWはこのコースで、私たちにスラロームによるステアリングの正確性とサスペンション性能と、瞬間的な加速のよさを堪能させてくれた。

さらに、時速120kmで、パイロンで作られた小さなカーブへと突っ込むテストも。入り口ぎりぎりでブレーキを強く踏み、そのまま、小さなカーブを抜けていく。

次ページが続きます:
【ロールス・ロイスに採用したいブレーキ制御】

4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象