東海国立大学機構は、名古屋大学と岐阜大学の法人統合で20年に誕生した、日本初の複数大学による国立大学法人だ。学校法人同士の統合は、それぞれの歴史や文化、教職員のアイデンティティーが絡む極めてデリケートな問題だが、両学長が共通ビジョンを掲げ、トップダウンでリーダーシップを発揮したからこそ実現した。同法人は機構が経営を担い、各大学に教学を委任する形のガバナンス体制を構築することに加え、財務や施設管理など両大学に共通するバックオフィス業務の統合により効率化や機能強化を実現している。
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