一方、市街地の内部には電鉄の軌道がない。そのため、「地域住民は、縦、横、斜めの移動がしにくい」(地元の交通関係者)との課題を抱えていた。そこに需要を見込んだ民間バス事業者8社が市内に乗り入れ、広島は全国有数の「バスの街」として知られるほどになった。
ただ、事業者サイドの視点に立つと、激しい顧客争奪戦を繰り広げてきたという経緯がある。赤字が続いており、体質改善が急務の状態だ。しかも今後は、人口減少と運転士不足という構造的な課題に直面する。
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