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<節目超えの日経平均>225銘柄で上昇率トップの「フジクラ」はAI特需で急成長、「細さがウリ」の光ケーブルがデータセンターに見事にはまった

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日経平均3万5000円(2024年1月11日)から4万円達成までの間も、フジクラの上昇率は64%と225銘柄のトップだったのに対し、電線御三家のほか2社の上昇率は古河電工22%、住友電工15%にとどまる。フジクラの株価は早い段階から上昇していた。

それはなぜか。

2社との違いは、フジクラが早期にデータセンター向けの市場に入り込み、同社の製品が広く採用されたからだ。その結果、生成AIブームによるデータセンター建設ラッシュの大波にいち早く乗ることができた。

フジクラの岡田直樹社長が直近の決算説明で「生産能力増強をもってしても顧客企業の需要にすべて対応できない」と話すほど、需給はひっ迫している。

フジクラが同業他社よりもデータセンター向けで先行した要因は、同社の主力製品と営業戦略にある。

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