有料会員限定

宮内義彦氏(オリックス シニア・チェアマン)の証言 第3回「ガバナンス改革は進展」「ソニーの功績は大きい」

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

執行役員、社外取締役の制度が定着し、企業経営は大きく変わった。だが、「形を変えただけ」が残っている。

規制改革、ガバナンス改革の旗振り役として活躍したオリックス シニア・チェアマン、宮内義彦氏。その証言を4回に分けてお届けする
21世紀に入ってから25年ほど経過した。この四半世紀を振り返り、その間の主な出来事や経済社会現象について、当事者たちの声を掘り起こしていく

日本取締役協会の会長を2002年から22年まで務め、社外取締役制度の定着など、さまざまなガバナンス改革の取り組みに参加してきた。

振り返ると、ソニーの果たした役割は大きかった。執行役員制度、社外取締役制度とどんどん引っ張ってくれた。オリックスは、ソニーの状況を見ながら、1年後、2年後に後ろから追いかけていった。

ガバナンス改革を引っ張ったソニーの出井伸之さんは先見性と勇気があったと思う。最後は、自分がつくったガバナンスの仕組みによってトップの座を降りたのだから、まさにガバナンスの体現者ともいえる。企業におけるガバナンスとは究極的には「トップの交代を先導する仕組みをつくること」。それを身をもって示した。

関連記事
トピックボードAD