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Apple 2Q決算、インド生産シフトで関税リスク回避へ。サプライチェーン新時代の幕開けか?

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iPhoneのエントリーモデル、新型Macも好調

本連載「Strainer Report」はわかりやすい図表に定評のあるストレイナーの決算分析記事のうち、海外企業に関するレポートを掲載しています。詳細はStrainerをご覧ください

アップルが発表した2025年度第2四半期(2025年 1〜3月期)決算は、売上高が954億ドルに達し、前年比 5%増となりました。1 株当たり利益(EPS)は 1.65ドル、こちらは前年比8%増という結果。サービス部門も四半期ベースで過去最高の266 億ドルを記録し、前年比 12%の拡大を果たしました。

クックCEOは、国や地域ごとの活動が好調だった点を強調しました。イギリスやスペイン、ブラジル、インドなど幅広い地域で売上高の四半期レコードを達成。環境面でも排出量を2015年比で60%削減するなど、社会的責任を意識した取り組みも進めていることをアピールしました。

世界情勢にかかわる関税や地政学リスクへの懸念も浮上しています。クック氏は、米国向けiPhoneの大半をインドから供給する計画などを示しつつ、一部製品の調達先が引き続き中国となることから、現行の関税がコストに与える影響は大きいと述べました。

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