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【ワタミ流の新生サブウェイ】大量出店に向けスキマバイトのタイミーとタッグ結成、スポットワーカーの活用で人手不足は解消できるか

ワタミの渡邉会長(左)は商品にも磨きをかけ、「コーヒーがまずかったが、一新しておいしくなった」と述べた。右はタイミーの小川代表(編集部撮影)
「人手不足は大きな問題だが、サブウェイは大丈夫。このお店は全部タイミーだ」──。
4月10日、横浜市に開店したサンドイッチチェーン「SUBWAY(サブウェイ)」の旗艦店の発表会。ワタミの渡邉美樹会長兼社長は、スポットワークの仲介サービスを展開するタイミーと業務提携し、店長以外の全従業員をスポットワーカーで運営していく手法をぶち上げた。
「フルタイミー」型の店舗も展開
ワタミは2024年10月、米サブウェイの日本法人である日本サブウェイを買収し、サブウェイ本体とマスターフランチャイズ(FC)契約を結んだ。この横浜市の店舗は、ワタミが従来の店舗運営手法に全面的に手を入れた直営のモデル店舗との位置づけだ。
特徴的なのが、ワタミから派遣された店長以外、全従業員がタイミーでマッチングした単発のスポットワーカーである点だ。同店ではすでに50人以上が登録しており、日々の繁閑に応じて店舗運営に必要な人数をタイミーが手配する。
今後は、タイミー社員が店長を務め従業員がスポットワーカーという「フルタイミー」型店舗も展開していく。従業員をタイミーが店長候補の正社員として雇用したり、ワタミがアルバイトとして直接雇用したりするパターンも想定している。
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