緊急時も安心、国内旅行感覚で「鉄道旅」できる国は? 昔と違い現代は帰国便の変更が安価でしかも簡単

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現在は日本とアジア各国の都市を結ぶ便が双方向に需要が高く、韓国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポールなどとの間の便が充実し、最も行きやすい海外となっている。これらの国と日本の間はすべて大手航空会社に加えてLCCこと格安航空会社も多く飛んでいる。

韓国なら、釜山からのフェリー便での帰国も可能である。下関や福岡へ帰国したとしても、そこからの日本国内移動も容易であろう。

日本の近くに魅力的な鉄道旅ができる国がたくさんある

帰国便の心配がなければ「気兼ねなく海外へも出ることができる」という立場の人も一定数いるだろう。こう考えればアジアの鉄道旅行などは手軽な存在になる。日本から近いところに、魅力的な鉄道旅行が可能な国は数多い。

前述の東アジア、東南アジア地域でいえば、香港とシンガポール以外は明らかに日本より物価は安く、滞在費用のコスパは良好である。

何よりも、日本人が海外に行かなくなったことで、「国際力」が低下したのではないか。国際感覚を維持する意味でも海外の状況を知っておくことは大切である。鉄道に限らず、日本人の海外旅行機会を増やしていきたいものである。

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谷川 一巳 交通ライター

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たにがわ ひとみ / Hitomi Tanigawa

1958年横浜市生まれ。日本大学卒業。旅行会社勤務を経てフリーライターに。雑誌、書籍で世界の公共交通機関や旅行に関して執筆する。国鉄時代に日本の私鉄を含む鉄道すべてに乗車。また、利用した海外の鉄道は40カ国以上の路線に及ぶ。おもな著書に『割引切符でめぐるローカル線の旅』『鉄道で楽しむアジアの旅』『ニッポン 鉄道の旅68選』(以上、平凡社新書)などがある。

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