緊急時も安心、国内旅行感覚で「鉄道旅」できる国は? 昔と違い現代は帰国便の変更が安価でしかも簡単

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試しに航空券検索サイトで本日、あるいは翌日に台北から東京、バンコクから東京などと検索すると、片道運賃はどちらからも3万円台から豊富にある。昼頃に検索しても、その日の夜の便で翌午前中には東京に帰国できるものもある。ちなみに、滞在先から予約・購入するといっても、現地の旅行会社から購入するわけではない。日本にいても海外にいても購入する旅行会社は日本、中国、チェコ、オランダ、スウェーデン、スペインなどに本社を置くネット販売の旅行会社で、航空券販売でシェアの高い旅行会社は同じ顔ぶれである。

非常時なので東京への直行便などを利用したいところだが、香港乗り継ぎ、あるいは福岡や沖縄乗り継ぎなどで安くなるルートもある。

このように、現在では緊急帰国の方法は簡単になっているので、海外でもネット環境やメールを受け取る環境を整えておくことは大切である。緊急帰国の可能性がある場合は、事前に、緊急帰国する場合のルートや運賃相場を把握しておけば、いざというときにスムーズな対応ができる。

筆者の両親はすでに他界したが、やはり晩年は認知症などで介護が必要であった。海外渡航する場合、渡航前に、緊急時の帰国方法などをシミュレーションして出かけたものである。

海外に出る機会を見つけることが大切

いつでも帰国可能という環境を整えておけば、親を介護していても、海外鉄道旅行をしやすくなる。

以前、芸能人の年始休暇は決まってハワイであったが、それには合理的な理由があった。「何かあったとき、いつでも帰国が容易」だからだ。かつては成田―ホノルル間だけで日本航空のジャンボ機が1日に最低でも3便、週末は4便、多客時はそれ以上飛んでいて、供給座席数が大変多かったのである。

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