ビジネスで着ける腕時計「ケース素材で選べ」の訳 高級感、機能性、表現力…時計の個性が表れる
なおホワイトゴールドは、高価なプラチナの代用品として考案された素材で、銅の量が少なく、銀やパラジウムを多く加える。パラジウムは高価なので、ホワイトゴールドも比較的高価になる。
実用を極めた素材「ステンレススチール」
ゴールドが華やかさを楽しむ素材である一方で、実用を極めた素材が「ステンレススチール」だ。
これは鉄にクロムやニッケルなどを加えた合金で、文字どおり“さびない鉄”である。
スポーツウォッチやツールウォッチなど、屋外でアクティブに使用する時計に用いられる機能系素材だが、程よく硬くて加工性に優れているのでデザインの自由度も高く、しかも磨くと白色の美しい輝きが生まれるため高級感を引き出すことも可能だ。
多くの時計で用いられるのが、SUS316Lというステンレススチールで、医療用機器に用いられるほどの高品位素材となっている。さらにロレックスなど一部のブランドでは、もっと高品質のSUS904Lというステンレススチール素材を用いている。


















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