再エネ導入が足踏み、エネルギー基本計画に疑問 原発に優しく再エネに厳しいと批判される理由

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次期エネルギー基本計画の原案を決定した経済産業省の審議会
次期エネルギー基本計画の原案を決定した経済産業省の審議会(2024年12月17日)(写真:共同通信)

新たなエネルギー基本計画がパブリックコメント(意見公募)を経て、2月にも閣議決定される。同計画はエネルギー政策の方向性を示すことで、電力会社や一般企業による投資判断の目安となる。二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの削減目標とも関連する、極めて重要な計画だ。

しかし再生可能エネルギーの導入目標の低さを含め、今回の計画は数多くの問題をはらんでいる。

最大の特徴の1つが、原子力発電への回帰だ。現行計画の「可能な限り原発依存度を低減」の記述がなくなり、「最大限活用」へと百八十度方向転換する。

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