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玉木氏が語る「立憲民主党と反りが合わないワケ」 国民民主党「部分連合」戦略の勝算は?(後)

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野党第一党の立憲民主党と必ずしも反りが合わないのには理由がある。

玉木雄一郎(たまき・ゆういちろう)/国民民主党代表。1969年生まれ。香川県出身。東京大学法学部卒業後、大蔵省(現財務省)入省。2009年衆院選で初当選。2018年から現職 (撮影:梅谷秀司)

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10月27日の衆院選で4倍増の28議席へ躍進し、国会でのキャスティングボートを握ることとなった国民民主党。自公政権との「部分連合」戦略を推進し、衆院選で目玉として訴えた「103万円の壁」の引き上げを政府の経済対策案に盛り込ませるなど着々と実績を上げている。
後編となる今回のインタビューでは、同じく旧民主党から派生した立憲民主党とは明らかに異なる国会戦略、立憲民主党との連携におけるハードル、外交・安全保障政策について玉木雄一郎代表に話を聞いた(インタビューは11月21日に実施)。
インタビュー前半:「玉木代表に聞く『103万円の壁』の落としどころ」

「宙づり国会」の常態化に対応する

――正面から政権交代を狙う立憲民主党に対して、国民民主党の国会戦略は大きく異なっています。戦略の考え方について教えてください。

われわれは、今後は「ハングパーラメント」(議院内閣制においてどの政党も単独過半数を獲得していない状態のこと)と呼ばれる宙づり国会が常態化すると思っている。

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