「しがらみ」を科学する 高校生からの社会心理学入門 山岸俊男著
社会心理学者である著者は、社会とは私たち自身が作り出している「しがらみ」だという。ここでいう「しがらみ」とは、自分の考えや行動に対する周りの人たちの反応を予測して、その予測に自分の行動を合わせる必要があるということを意味する。いじめをやめさせたいと思いながら傍観してしまう子どものように、私たちに誰も望んでいない行動を取らせるのは、このしがらみだ。
空気を読みながら生きていなければならない生きにくい社会を、少しでも生きやすい世の中にするにはどうしたらいいのか。なぜ「しがらみ」や「空気」が生まれるのか、社会の構造を解き明かし、そうした「縛り」から離れて自由に生きる方法を考える。
ちくまプリマー新書 819円
ブックマーク
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事