子どもを被曝から救え! 福島市・放射線汚染地帯の住民が避難プロジェクト開始
ただし、あくまで一時避難は「今考えうる最良の選択」(渡利の子どもたちを守る会の菅野代表)にすぎない。今後も引き続き政府に対しては避難区域の指定や疎開の必要性などを訴え続けていく考えで、そのうえで今回のプロジェクトは「政策提言的なプロジェクト」と、運営に参画する国際環境NGO FoE Japanの満田夏花理事は話す。
福島市中心に除染作業が始まる中、除染の効果については懐疑的な見方も多い。また、天候や除染などによって放射性物質が一部に集中し、放射線量が高くなる場所も発生しており、特に子どもを持つ周辺住民にとっては不安な日々が続いている。住民が自ら立ち上げたプロジェクトは一時的ではあれ、こうした「救い」となることは間違いない。
※タイトル横写真:渡利の子どもを持つ世帯の現状について説明する渡利の子どもたちを守る会の菅野代表
(倉沢 美左 =東洋経済オンライン)
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