ゆりやん日本脱出、本気で成功狙えるアメリカ行き 高い英語力と日本人離れした度胸は十分に通用

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彼女はこれまでにも国内で文句なしの実績を積んできた。デビュー当時からその才能は突出したものがあり、吉本興業のお笑い養成所「NSC大阪」を首席で卒業した。2015年には芸歴わずか3年目でピン芸日本一を決める『R-1グランプリ』(当時の表記は『R-1ぐらんぷり』)の決勝に進んだ。

その後も数多くのバラエティ番組に出演して、2017年には『女芸人No.1決定戦 THE W』で優勝。2021年には『R-1』でも悲願の優勝を果たした。若手の女性ピン芸人の中では、並ぶ者が見当たらないほどの圧倒的な結果を残している。

彼女はかつてアメリカのオーディション番組『America's Got Talent(アメリカズ・ゴット・タレント)』に出演したことでも話題になった。角刈りのかつらをかぶり、星条旗模様の際どい水着を身につけて、手首の動きを主体にした奇妙なダンスを披露した。

アメリカ流の笑いのセンスも

パフォーマンスを披露した後、彼女は積極的に英語でジョークを飛ばして、審査員を笑わせていた。芸名の由来を聞かれて「飼っている猫の名前がレトリィバァなんです」と言ったり(ゴールデンレトリバーは犬の品種)、男性の審査員の機嫌を取るために自分の宿泊先のホテルの部屋番号を言ったり、きちんとアメリカにローカライズされた「ボケ」を放って、狙い通りに笑いを取っていた。

結果としては不合格だったものの、英語力、当意即妙のコミュニケーション能力、お笑いセンスには非凡なものがあることを見せつけた。

笑いのセンスがあり、英会話の能力があり、演技力があり、ダンスやピアノ演奏も得意としているゆりやんは、アメリカで活躍するのに必要な能力をすべて備えている。しかも、それに加えて「度胸」を持っていることが何よりの強みである。

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