有料会員限定

金融庁がインパクト投資指針を大修正の異例事態 「政府最終案にここまで修正が入るのは珍しい」

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

「最終案」が大幅に修正された。

「インパクト投資に関する基本的指針」の最終案の紙面
真っ赤になった修正履歴も公開された、「インパクト投資に関する基本的指針」の最終案

特集「インパクト投資の衝撃」の他の記事を読む

『週刊東洋経済』4月27日-5月4日 合併号の第2特集は「インパクト投資の衝撃」。事業活動の社会や環境などへの影響を評価し、金融面で後押しする「インパクト投資」の最前線をリポートする。
週刊東洋経済 2024年4/27・5/4合併号(1億円を目指す資産運用大全)[雑誌]
『週刊東洋経済 2024年4/27・5/4合併号(1億円を目指す資産運用大全)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら

2024年3月29日に金融庁から「インパクト投資(インパクトファイナンス)に関する基本的指針」が公表された。

22年10月設置の「インパクト投資等に関する検討会」で議論され、昨年6月に一度、最終案が示されていた。同10月までパブリックコメント(パブコメ)の募集が行われ、ほぼ最終段階とみられていた。

しかし、それから4カ月後の2月20日に第9回検討会で示された修正内容を見て多くの関係者が驚いた。内容がほぼ書き換えられ、残っている部分がほとんどなかったからだ。通常、国の指針を決定する際、パブコメは微調整程度に反映されることが一般的。ある金融関係者は「政府が出した最終案に、ここまで修正が入ることは珍しい」と語る。

関連記事
トピックボードAD