新宿駅西口再開発「東口が見通せる」風景の大変貌 広場に巨大スロープ、都庁超え高層ビル建設へ
「新宿駅西口地区開発計画」はこの超高層ビルだけではない。南側に隣接する京王百貨店の裏側にあたる部分から、現在は商業施設「ミロード」がある南口側までの区画にも新たなビルを建設する。こちらは同開発計画の「B区」と呼ばれ、小田急による単独事業。A区が超高層ビルなのに対してB区のビルは地上8階・地下2階で、商業施設などが入る予定だ。
ミロードの閉店時期は未定だが、建物は2025年4月に解体に着手する予定だ。
小田急線ホームには吹き抜けが
工事は「世界一のターミナル」新宿駅の機能を維持しながら進めることになる。A区の超高層ビルについては地下の一部に東京メトロ丸ノ内線が通る以外は線路はないが、地下1階は多くの乗り換え利用者が通行するエリアのため「歩行者の動線を切り換えながら工事を進めていく」(小田急)という。
B区は小田急線の真上で、線路の位置などは変わらないものの、同線の駅ホーム上の空間は大きく姿を変える予定だ。地上ホームには吹き抜けを設け、さらに東西を結ぶ歩行者デッキに接続する改札口も新設する。A区・B区ともに、竣工は2029年度の予定だ。
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