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なぜ日銀は"静かに"異次元緩和を脱却できたのか 当初は懸念されていた市場の大混乱を回避

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植田和男日銀総裁
植田和男日銀総裁(写真:Akio Kon/Bloomberg)

日本銀行は3月、マイナス金利を解除し、併せて長短金利操作(YCC)やETF(上場投資信託)購入を廃止した。植田和男総裁就任から1年足らずで「異次元緩和」から脱却した。

思えば1年前、安定的な2%物価上昇の実現は極めて困難とみられていた一方、金融政策の正常化が始まれば市場が大混乱に陥ることが懸念されていた。しかし実際には、予想よりずっと早く、静かに金融政策正常化がスタートした。

それを可能にしたのは、ここ2~3年のマクロ経済環境の変化だ。

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