ハイエースの珍しいキャブコン仕様が愛される訳 ファンルーチェ・セレンゲティ525最新モデル

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ほかにも、このモデルは、リチュウムサブバッテリー(300Ah)システムや245Wソーラーパネル、走行充電システムなどを採用。キャンプ場などでエンジンを停止した状態でも、室内で家電製品を使うことを可能とする。夏場の車中泊などで重宝するルームエアコンも標準装備だ。また、2段ベッドと3列目シートの間には、着替えをしたり、オプションのトイレも設置できるマルチルームを設定。大自然の中でも、まるで家で過ごしているような感覚を味わえる装備が揃っている。

最新モデルでは、より豪華なインテリア空間を提案

ブラックレザーを使ってカスタマイズされた運転席まわり
ブラックレザーを使ってカスタマイズされた運転席まわり(筆者撮影)

今回の展示車両では、これらに加え、さらに特別な装備が施されていた。それは、コクピットの内装にブラックレザーのカスタマイズを施したことだ。ハイエースは、商用バンなのでコクピットはかなり質素。そこで、ダッシュボードやセンタコンソール、左右ドアなどをブラックレザー張りとすることで、高い質感を演出したのだ。これらにより、まるで乗用の高級車のような感覚で、運転を楽しむことができる。この仕様はまだ参考出品だが、今回のショーで来場者などからの反響がよければ、オプション設定するとのことだ。なお、このモデルの価格(税込み)は、さまざまなオプションが付いた展示車両の場合で1191万800円だ。

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20年もの長い年月で熟成を重ねてきただけに、さまざまな快適で利便性の高い装備を持つのがこのモデル。価格的には、より大型で室内が広いカムロード・ベースのキャブコンとさほど変わらないが、それでもいまだに多くのユーザーが愛用していることは確か。ここで紹介したブラックレザー仕様など、今後もアップデートを続けることで、さらにロングセラーモデルとしての位置を確立することが予想できる。

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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