ほかにも、このモデルは、リチュウムサブバッテリー(300Ah)システムや245Wソーラーパネル、走行充電システムなどを採用。キャンプ場などでエンジンを停止した状態でも、室内で家電製品を使うことを可能とする。夏場の車中泊などで重宝するルームエアコンも標準装備だ。また、2段ベッドと3列目シートの間には、着替えをしたり、オプションのトイレも設置できるマルチルームを設定。大自然の中でも、まるで家で過ごしているような感覚を味わえる装備が揃っている。
最新モデルでは、より豪華なインテリア空間を提案
今回の展示車両では、これらに加え、さらに特別な装備が施されていた。それは、コクピットの内装にブラックレザーのカスタマイズを施したことだ。ハイエースは、商用バンなのでコクピットはかなり質素。そこで、ダッシュボードやセンタコンソール、左右ドアなどをブラックレザー張りとすることで、高い質感を演出したのだ。これらにより、まるで乗用の高級車のような感覚で、運転を楽しむことができる。この仕様はまだ参考出品だが、今回のショーで来場者などからの反響がよければ、オプション設定するとのことだ。なお、このモデルの価格(税込み)は、さまざまなオプションが付いた展示車両の場合で1191万800円だ。
20年もの長い年月で熟成を重ねてきただけに、さまざまな快適で利便性の高い装備を持つのがこのモデル。価格的には、より大型で室内が広いカムロード・ベースのキャブコンとさほど変わらないが、それでもいまだに多くのユーザーが愛用していることは確か。ここで紹介したブラックレザー仕様など、今後もアップデートを続けることで、さらにロングセラーモデルとしての位置を確立することが予想できる。
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