中国、2023年の自動車生産台数3000万台を突破 EVの輸出急増とロシア市場に向けた出荷が拡大

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中国の自動車生産台数が2023年に3000万台を突破し、過去最高を塗り替えた。電気自動車(EV)輸出が急増したほか、ウクライナ侵攻を受け日本や欧州のメーカーが撤退したロシア市場に向けた出荷が大きく膨らんだ。

中国自動車工業協会(CAAM)が11日発表したデータによれば、中国メーカーによる生産台数は昨年3016万台に達し、ディーラー向けを含む出荷は3000万台に増加した。いずれも17年に記録したこれまでの過去最高を更新。輸出は58%増の491万台となった。

輸出先でトップになったのがロシアだ。1-11月に84万1000台余りが輸出され、2位メキシコへの倍以上の輸出台数を記録した。

ロシアが22年2月にウクライナで戦争を始めると、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)やトヨタ自動車などがロシア市場から撤退。その穴を埋めたのが中国勢だが、今年は逆風に直面する可能性もある。

欧州連合(EU)が中国製EVを巡り補助金調査を始めているほか、CAAMによると、米国など一部の国が輸入関税の引き上げを検討している。

原題:China Made a Record 30 Million Cars as Russian Demand Soared (1) (抜粋)

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著者:Linda Lew

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