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能登半島地震で孤立集落が今も残る。道路が寸断され、電気や水道、ガスが止まっている。
だが、その中で井戸水が出る家が隣近所に生活水を配っていた。そして、発電機がある家から電気を分けてもらっている。
「地域に助けてもらっている」
70代のお婆ちゃんがテレビ画面で笑っていた。
それで思い出したのは、うちの近所の、ある光景だ。
子供たちが金魚を飼っている。道端(ばた)で金魚鉢を囲み、水を入れ替えたりしてはしゃいでいる。
一見すると昭和な光景だが、そこには現代的な仕掛けがあった。太陽光パネルが設置され、その電力でフィルターを回している。どうやら、手作りしたようだ。
うーむ、子供たち、おそるべし。
っつうのは、私は電気代を見るたびに、「どこまで上がるんだ」という恐怖を感じる。だが、何の対策もとってない。子供たちと違って、おじさんは打つ手なしである。
いいように東電にやられている。
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