物言う株主、ウォルト・ディズニー株を大量取得 業界の歴史的な変化と闘うメディアに株主の圧力
アクティビスト(物言う株主)の米バリューアクト・キャピタルは、米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーの株式を大量に取得した。部外秘の情報を理由に匿名で関係者が明らかにした。業界の歴史的な変化と闘うディズニーに物言う株主の圧力が強まっている。
サンフランシスコに本社を置くバリューアクトは既にディズニー株を大量に保有し、同社に関与しているという。
バリューアクトとディズニーの担当者は、いずれも現時点ではコメントを控えている。株式取得については、経済専門局のCNBCが15日に報じていた。
消費者の娯楽はテレビや映画館を離れ、動画配信に変わってきており、ディズニーはこうした変化への対応を迫られている。ボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)はこれまで、テレビネットワークのABCなどを売却する可能性を示したほか、スポーツ専門局ESPNについては戦略的パートナーを探していると明らかにした。アイガー氏は1年前にディズニーのCEOに復帰している。
別の著名なアクティビストであるネルソン・ペルツ氏も、自身のトライアン・ファンド・マネジメントを通じてディズニーへの出資比率を高め、取締役会に複数の取締役を送り込もうとしている。
原題:Activist Investor ValueAct Said to Build Stake in Walt Disney(抜粋)
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著者:Crystal Tse
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