東京外かく環状道路(外環道)の大深度地下トンネル工事で、陥没事故が起きてから3年が経過した。現在、損傷した地盤を補修するための別の工事が始まっているが、新たな被害を訴える声が相次いでいる。
「日中、どしんどしんという音が響く。頭が締め付けられ、平衡感覚もなくなっている。寝込むことも多くなった」。東京・調布市若葉町に住む山口美奈さん(62)は自身の苦しみをそう打ち明けた。
山口さん宅は、地盤補修工事を実施するエリアにセメント系固化材を運搬するために設けられた「中継ヤード」のはす向かいにある。道を挟んで数メートル先で、高圧のエアーコンプレッサーなどの機械がうなり声を上げている。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら