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労組が4割賃上げ要求「ビッグ3」界隈のヤバさ 経営陣、労組、米政府が「なすりつけ合い」

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ビッグ3(米自動車大手)のイメージイラスト
(イラスト:北沢夕芸)
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賃金を4割上げろ!

そう言って、GMやフォードをはじめとした米自動車メーカーの労働者がストライキに打って出た。

「アメリカンドリームを守り抜く」。そんなプラカードを手に、抗議の声を上げる。

しかし、賃金4割アップってすごくね。4年をかけて上げていくのだが、まさにドリームの世界だ。

対する会社の当初の回答は2割アップ。

「とってもいい提案だと思う」

GMのメアリー・バーラCEOはそう胸を張った。

ところが、アメリカの労働者は怒り狂った。

「ざけんな。てめえは4割アップして巨額の報酬じゃねえか」

なるほど、GMのバーラ氏は、ここ4年で年俸が4割アップして2900万ドルになっている。日本円にして42億円である。ビッグ3(米自動車大手3社)のフォードとステランティス(クライスラー)のトップも年収が跳ね上がって30億〜40億円になっている。

くー、これは痛い。

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