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「京大アメフト部」で上下関係が逆転する理由 事業としての「成功=勝利」を合理的に追求

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京大アメフト部のイメージイラスト
(イラスト:北沢夕芸)
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今年、関西学生アメフトで、京都大学が優勝争いに食い込んでいる。先日の関西学院との全勝対決で敗れはしたが、先制タッチダウンを奪う善戦だった。現在4勝1敗で、優勝を狙える位置に踏みとどまっている。

なぜ、こんなことを書いているかって?

それは、東大と並ぶ最難関大学が、多くの選手を必要とする団体スポーツでトップクラスの成績を上げ続けることに、組織運営のノウハウが詰まっているからだ。

関学や立命館など私大には全国の高校からアメフト推薦の新入生が入ってくる。だが、京大はそうはいかない。ガチで受験競争を突破しなければならない。

運動が得意ではない学生をかき集めて、エリート集団に勝つ。そこに学ぶべきものが多いと感じた私は、記者時代からチームを追い続け、水野彌一監督(当時)の自宅までお邪魔して極意を聞いた。京大キャンパスに近い閑静な住宅街にある豪邸で、犬と一緒に生活している。

なんで、京大生が強豪の私大に勝てるの?

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