東武が「水族館のアイドル」を乗車させたワケ

スカイツリー3周年で浮かび上がる課題

東武鉄道始まって以来の珍客は、よちよち歩きで車内を闊歩した(撮影:今井康一)

116年の歴史を持つ東武鉄道始まって以来の珍客が5月17日、北春日部駅から乗車した。4羽のマゼランペンギンだ。

この列車は、東京スカイツリー開業3周年を記念して運行された「ペンギントレイン」。北春日部―とうきょうスカイツリー間を走る列車内でペンギンの行進を楽しむというイベントだ。ペンギンたちは東京スカイツリータウン内にある「すみだ水族館」から特別に貸し出された。

思わぬ触れ合いに歓声が上がる

ホーム上での出発セレモニーに引き続き、ペンギントレインは1351人の応募者の中から抽選で選ばれた子供54人、保護者39人、計93人を乗せ、定刻通り12時10分に出発。その数分後、4羽のペンギンを抱えたスタッフが隣の車両から現れ、ペンギンを1羽ずつ車内の通路に放した。ロングシートに座っている参加者の足下を、ペンギンたちはよちよち歩きで行進した。

ペンギンパレードを実施している国内の水族館はいくつもあるが、通常はペンギンには近寄れず、行進の様子を見守るだけ。今回は狭い車内でのイベントということもあってか、ペンギンたちのほうから子供たちに寄ってきた。ペンギンが子供の足と座席の間をくぐり抜けるなど、思わぬコミュケーションが起きるたびに参加者の間で歓声が上がった。

パレードやペンギンとのふれあいはおよそ30分にわたって行われた。13時00分、ペンギントレインはとうきょうスカイツリー駅に到着。参加者たちは大満足の様子だった。

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