生成AIは「顧客接点」のあり方を根本的に変える ハブスポットCTO「ネットの登場と同じ変革だ」
ハブスポットの最高技術責任者で、オープンAIの投資家でもあるダーメッシュ・シャア氏は、生成AIの可能性をどうみているのか。
ChatGPTを通じて多数のタスクを実行
――9月初旬に開催されたイベントで、ハブスポットは中小企業の成長を支援する新しいAI製品と機能を発表しました。その詳細と狙いとは?
ハブスポットAIは、生成AIの技術を活用した複数の新機能を指す総称だ。マーケティング、営業、カスタマーサービスといった顧客対面部門の生産性やデータ管理の質とパフォーマンスの向上を後押ししながら、顧客との一段階深いつながりの構築を支援する。
たとえば機能の1つであるAIアシスタントは、企業のマーケティング、営業、カスタマーサービスチームを支援する生成AIツールで、ハブスポットのプラットフォーム全体で利用が可能だ。コンテンツの下書き作成から画像の制作、ブログ記事のアイデア出し、ウェブサイト構築、レポート作成といった作業をわずかな時間で完了することができる。
ほかにもチャットスポットという機能では、ハブスポットのCRMをはじめとするデータソースから情報を取得し、オープンAI社が運営する生成AI「ChatGPT」を通じて多岐にわたるタスクを実行できる。チャットスポットは現在パブリックベータ版で提供されており、2023年3月のリリース以来、ユーザー数は合計8万人、プロンプト(指示や命令)の作成数は週間2万件に達している。
――生成AIの存在が、ハブスポットの主要顧客である中小企業に与える影響をどうみていますか。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら