9月12日にウォルター・アイザックソンによるイーロン・マスクの評伝が発売された。その中で語られた、マスクが率いる宇宙企業スペースXの衛星通信サービス「スターリンク」についての話題が取り沙汰されている。同サービスはウクライナ軍に提供されているが、2022年9月に同軍の水中ドローンがロシア軍艦を攻撃しようとした際、この接続を遮断したというのだ。
マスク自身は後に、クリミア半島付近ではそもそも接続を提供しておらず、同軍からの攻撃時の接続要求も断ったと述べた。真珠湾のような攻撃に共謀し、ロシアが核攻撃で報復するのを防ぎたかったというが、明らかになったのは彼の過剰な影響力だ。日本ではマスクをビジョナリーとして英雄視しがちだが、米国では戦争の行方をも左右しかねないパワーを持つ、と危惧する声が高まっている。
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