バーンズ米CIA長官は初の外交官出身で閣僚にも起用された。バイデン大統領が重用する理由とは。
![米議会下院情報委員会の公聴会で証言するウィリアム・バーンズ米CIA長官](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/f/b/1140/img_fb9258b158a80c284301b9ed3d05deb2222024.jpg)
ウィリアム・バーンズ米CIA長官。写真は今年3月、米議会下院情報委員会の公聴会で証言した際に撮影(写真:ロイター/ アフロ)
のっけから米中央情報局(CIA)長官の話になるが、ご寛容いただきたい。ここで取り上げるのは、米バイデン政権のウィリアム・バーンズCIA長官である。
ジョー・バイデン大統領は7月21日、バーンズ氏を閣僚に起用する異例人事を発表した。そもそもバイデン氏は2021年1月の政権発足に当たり、バーンズ氏を外交官出身で初となるCIA長官に指名し、米議会関係者を驚かせた。
バイデン政権下ではこれまでCIA長官は閣僚ではなかった。過去の政権同様にCIAや国家安全保障局(NSA)など16の情報機関を統括するアブリル・ヘインズ国家情報長官は閣僚級だ。
ではバーンズ氏に限って、米国家安全保障会議(NSC。議長・大統領、副議長・副大統領、国務長官、国防長官、財務長官、エネルギー長官らで構成)のメンバーにも入る閣僚に格上げしたのはなぜか。もちろん、理由はある。
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