活用可能性とともに、リスクも取り沙汰される生成AI。メディアはどんな手立てを打つ必要があるのか。スマートニュースの鈴木健氏に聞いた。
「やさしいUI」がもたらすブレイクスルー
――2022年9月に渡米し、以後パロアルト(カリフォルニア州)に活動拠点を移しています。
ようやく現地での生活に慣れてきた。出張ベースで行くのと違い、ローカルの人として交流してもらえることに大きな価値を感じている。
現地で絶えず話題となっているのが、生成AIだ。生成AIの”震源地”はまさに(パロアルトに近接する)サンフランシスコ。オープンAIが本社を構えているし、使い手側のスタートアップもたくさんある。そんな各社のCEOなどと交流して得られる情報は、質、量ともにとても充実している。毎日が刺激的だ。
僕自身、大学院時代には(AIに深く関わる)ニューラルネットワークを研究していた。いま話題になっているLLM(大規模言語モデル)とは違うプログラムだが、当時からすれば、ChatGPTはものすごいことを達成した。ブレイクスルーを起こした、夢みたいなことだと感じる。
――具体的に、ChatGPTの何がブレイクスルーなのでしょうか。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待