海外の「サマーキャンプ」が教育移住の入り口に、手軽なトライアルとして人気 夏休みに参加できる!シンガポールの最新事情
大学生向けの長期のサマーキャンプの場合、4月に申し込みを終わらせて夏季に臨むためにあらかじめ準備をする必要があります。
https://geo.smu.edu.sg/study-in-smu/global-summer-programme
https://www.nus.edu.sg/gro/global-programmes/summer-and-winter-programmes/summer-programmes-at-nus
シンガポールでサマーキャンプなどを受けるうえでの注意点
シンガポールでサマーキャンプなどを受けるうえでの注意点として、飛行機、宿泊先などの手配を自分で行わなければならないということが挙げられます。国立大学など学校によっては宿泊先が含まれているプランもあるようです。
日本航空の完全子会社で格安航空会社のZIPAIRやシンガポール航空グループで格安航空会社のSCOOTなどを利用すれば、ナショナル・フラッグ・キャリアよりも割安になる場合も多いです。宿泊は、日本のビジネスホテルのようなコスパのよいところを探すことは難しいです。例えば、メトロポリタンYMCAシンガポールなどリーズナブルなホテルでも、1人1泊1万円は超えるのが一般的です。
しかし、宿泊費と学費以外はそれほどお金がかかるわけではありません。交通費はタクシー代も含めて日本より安めです。食事もローカルのスーパーやフードコートに行けば、安価で衛生的な料理を食べることができます。また、日本人の駐在員や起業家をはじめとする現地のコミュニティーにもアクセスしやすいのでさまざまな人と出会う機会もできます。
日本国籍の方は、レジャーや商用の場合のシンガポールの入国には、ビザの申請は必要ありません。通常30日間の滞在が認められています。ただし、パスポートの残存有効期間はシンガポール入国時より最低6カ月必要となっています。また、原則としてシンガポール出国のための航空券を持っていることが必要となります。
その後、観光ビザを延長したい場合は観光ビザの有効期限が切れる前に余裕を持ってICA(入国管理局)に対して延長申請を行う必要があります。最長で30日の追加滞在が認められます。留学が長期に及ぶ場合、学校に学生ビザを出してもらう必要があるために問い合わせをする必要があります。
シンガポールに移住をしたい、シンガポールで子どもの高等教育を学ばせたいという人はトライアルとしてお手軽なサマーキャンプにチャレンジするのも一つの手でしょう。気に入ったらもう少し長い期間のものに挑戦をするなどステップアップしていくと海外生活にも慣れていくと思います。
(注記のない写真:freeangle / PIXTA)
執筆:シンガポール在住、ファイナンシャルプランナー 花輪陽子
東洋経済education × ICT編集部
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら