海外の「サマーキャンプ」が教育移住の入り口に、手軽なトライアルとして人気 夏休みに参加できる!シンガポールの最新事情
インター校で大規模に春や夏のキャンプなどを提供しているのはキャンプアジアです。3〜16歳前後の幅広い年齢を対象にさまざまなクラスが5日単位で申し込むことができます。例えば、7月24〜28日はレゴロボティクス、7月31日〜8月4日はマルチSTEMのクラスに申し込むなどの選択ができ(空きがある場合)、支払いはクレジットカードも使用できることが一般的です。
https://www.campasia.asia/
インター校のメリットはさまざまな国からの生徒を歓迎し、特別に支援が必要な子どもなども除外しないでサポートをしようという体制にあると感じます。必要な支援もあらかじめ学校に相談をすることによって受け入れてもらえることが多いのです。

(写真:花輪氏提供)
私の娘も年中、年長、小学校1年生の時にインター校のサマーキャンプを活用したことがあります。例えば、7歳の時に受講したクラスで心に残っているものに「アートでアンリ・マティスと海を探る」というテーマのキャンプがありました。
キャンプではアートをするだけではなく、アンリ・マティスという人物や色彩について学んだり、自分について英語でプレゼンテーションをする方法を学びました。小さい頃からアートのキャンプに参加していたからか、今も絵を描くときの色彩が鮮やかなものを選んでいるように感じます。また、小さい頃から少しずつ教養や、何かについて調べる方法などを教えてくれるのもキャンプのよいところです。

(写真:花輪氏提供)
インター校以外にもブリティッシュカウンシルでもサマーキャンプがあります。こちらのキャンプは長期間開催しており、8月など日本の夏休みに合わせて参加も可能です。
https://www.britishcouncil.sg/english-courses/study-camps/year-round
このような学校以外の教育機関や塾などのサマーキャンプも一般的で幅広い選択肢があるのがシンガポール流なのです。コロナ禍の2020年や21年の間もサマーキャンプを利用することができ、安全に現場に参加ができたので本当にすごい教育国だと感じます。
シンガポール国立大学などでのサマーキャンプ
シンガポール国立大学など大学でのキャンプを活用する方法もあります。科学のサマーキャンプで5日間など短期のものから1カ月以上のキャンプなどさまざまです。大学教授による講義やワークショップを受けることができるので機会があれば娘を参加させたいと思っています。
米国など海外の大学を目指している家庭は、夏休み中もこのような体験型キャンプにたくさん通わせるそうです。子どもの興味がどこにあるのかを知るうえで試すことができるからでしょう。
https://www.science.nus.edu.sg/sdl/science-summer-camp-2023/