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日本でも台頭、「現代サプライサイド経済学」とは アメリカ・レーガン政権時のものとは異なる中身

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段階的成長のイメージ画像
(写真:hqrloveq/PIXTA)

筆者が参加する内閣府経済財政諮問会議の特別セッションの中で「現代サプライサイド経済学」(以下、MSSE)が「新しい経済政策の考え方」として取り上げられた。もともとは昨年1月、世界経済フォーラムにおいてイエレン米財務長官がバイデン政権の経済政策として命名したものだ。具体的には潜在成長率の引き上げや労働供給の拡大、インフラ・教育などの改善推進を内容とする。

「現代」を冠するのは、1980年代のレーガン政権時に経済政策の指針であった伝統的サプライサイド経済学と区別するためだ。

次ページ結果、政策は「規模ありき」に
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