有料会員限定

子どもを「英語嫌い」にしてしまうNG学習パターン 親の英語コンプレックスがあだになる場合も

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

東進ハイスクールで教える安河内哲也氏は、親のスタンスとして「英語力の完成を20歳ぐらいと想定する」ことを薦めている。

英語のブロックで遊ぶ幼児
(写真:pearlinheart / PIXTA)

特集「子どもに学ばせたい英語」の他の記事を読む

子どもの英語学習における親の心得とは。『子どもの英語力がグンと伸びる最強の学習』(扶桑社BOOKS)などの著書を持つ安河内哲也氏に聞いた。
週刊東洋経済 2023年4/1号[雑誌](中学レベルから学び直す40〜50代の英語術)
『週刊東洋経済 2023年4/1号』の第1特集は「中学レベルから学び直す40〜50代の英語術」。アマゾンでの購入はこちらから

多くの保護者は、子どもを完璧なバイリンガルにしたいのではなく、日本文化をベースに育てつつ、社会人になったときに不自由せず仕事ができる程度の語学力を身に付けてほしいと考えているのではないか。

だが前提として、日本の子どもたちは、多言語国家で共通語としての英語を使わなければ生活できない国とは違って、日本語だけでも生きていける。そのため英語を学ぶ必要性を子どものときから感じ取るのは難しく、無理に習得させようとすると英語嫌いになりやすい。

小学生のときに「英語は我慢して勉強するもの」という意識が植え付けられると、中学・高校で英語力を伸ばしにくくなる。

「好きにさせる」期間と割り切る

私の考えでは、小学校で楽しく英語に触れ、中学・高校でしっかり勉強し、20歳から社会人になるまでにノンネイティブとしての英語を使いこなせるようになるのが理想的な成長だ。

次ページ「英語嫌い」になるパターン
関連記事
トピックボードAD