東進ハイスクールで教える安河内哲也氏は、親のスタンスとして「英語力の完成を20歳ぐらいと想定する」ことを薦めている。
多くの保護者は、子どもを完璧なバイリンガルにしたいのではなく、日本文化をベースに育てつつ、社会人になったときに不自由せず仕事ができる程度の語学力を身に付けてほしいと考えているのではないか。
だが前提として、日本の子どもたちは、多言語国家で共通語としての英語を使わなければ生活できない国とは違って、日本語だけでも生きていける。そのため英語を学ぶ必要性を子どものときから感じ取るのは難しく、無理に習得させようとすると英語嫌いになりやすい。
小学生のときに「英語は我慢して勉強するもの」という意識が植え付けられると、中学・高校で英語力を伸ばしにくくなる。
「好きにさせる」期間と割り切る
私の考えでは、小学校で楽しく英語に触れ、中学・高校でしっかり勉強し、20歳から社会人になるまでにノンネイティブとしての英語を使いこなせるようになるのが理想的な成長だ。



















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