――昨年末、2023年2月期の通期業績予想を売上高、各利益とも上方修正しました(売上高575億円、営業利益19億円、経常利益20億円、最終利益15.5億円)。これで7期ぶりの黒字化のメドがたったと言えますか。
前2022年2月期は終盤にコロナ感染者数が拡大した影響で営業黒字化に至らなかったが、今期はもう崩れることはないと思う。今回の年末年始商戦では、久々に行動制限がなかったこともあり、消費者の購買意欲が高まった。気温の低さも後押ししてコートなど防寒衣料が好調で、予算を上回って推移している。
2020年にスタートした再生プランの最初の2年間は赤字だったので、社員に不安もあっただろう。2022年2月期決算では、赤字は10億円まで縮小した。それまで何十億円もの赤字を垂れ流していたが、成果は出ていた。やっていることが決して間違っていないという意識が社内でも徐々に芽生えてきていた。
定価販売比率が大幅に改善
――とくに値引きを抑制し、販売額に占めるプロパー(定価)販売の比率を上げていく施策が功を奏しています。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら