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「値引き依存には戻らない ブランド力でトップ狙う」 大江伸治 三陽商会 社長

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おおえ・しんじ 1947年生まれ。71年京都大学卒業後、三井物産入社。同社本店繊維第三部長、ゴールドウイン取締役専務執行役員、副社長などを歴任。2020年3月に三陽商会副社長、同年5月から現職。(撮影:今井康一)
「ポール・スチュアート」などを展開するアパレル大手の三陽商会。英国ブランド「バーバリー」とのライセンス契約が2015年に終了して以降、5期連続で赤字を計上した。希望退職など構造改革を進めるが、黒字転換への道筋は見えているか。三井物産出身で、20年5月に就任、業績回復へ陣頭指揮を執ってきた大江伸治社長に聞いた。

2021年3〜8月期の正価販売の構成比率

前2020年3〜8月期のプロパー(正価)販売比率は43%。仕入れ量を抑制し在庫水準を適正化することで収益力の回復を目指す。

──国内の新型コロナウイルスの感染者が減少し、アパレル需要にも光が見え始めてきましたか。

自粛ムードがやっと少し解けてきた。緊急事態宣言が解除されてから、10月後半以降の気温の低下が重なり、消費者がようやく動き始めている。通常に近い状況になってきた。

──ビジネス着やおしゃれ着などに強い商品構成のため、コロナ禍は大きな逆風でしたが。

今はスーツがすごく調子がいい。出社する人が増えているが、これまでずっと在宅勤務で買っていないから。当社の商品は価格帯や商品の付加価値からしても、嗜好品の要素が強い。これから旅行やイベントが復活してくる。人の嗜好品に対する欲求も意図的に抑えられていたので、フォーマルウェアや外出着は一定のリバウンド需要が期待できる。

通期黒字を実現できる

──5期連続の最終赤字という状況で、今22年2月期での黒字化を至上命令としています。

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