1月にワシントンで開かれた日米首脳会談が既定路線どおりうまく進む中、米政府から見て今回の見せ場となったのは、その2日前に行われた外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)だった。過去にも重要な瞬間をもたらしてきた日米2プラス2の中でも、今回のものは日米の防衛能力のさらなる統合への意思を示した点で、最大級の重みを持つ。
過去の2プラス2では、1995年、2005年、15年のものが特筆に値する。95年の2プラス2は翌年のクリントン大統領と橋本龍太郎首相による日米安全保障共同宣言に道を開き、北朝鮮の脅威抑止に向けたミサイル防衛の強化をもたらした。05年の2プラス2では在日米軍の再編方針が固まった。再編は普天間飛行場の移設完了まで終わらないとはいえ、土地の返還や訓練の移転でこれまでに一定の成果を生んでいる。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら