日立副社長に聞く「巨大セクター」設置の狙い 「『業界』の意味は薄れた。共通項は多い」

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2022年4月に日立製作所がつくった新セクターは、家電やエレベーター、空調設備や医用機器も含み、ごった煮の状態だ。どのようにシナジーを生み出すのか、コネクティブインダストリーズを率いる副社長に聞いた。

日立製作所の青木優和副社長
日立製作所の青木優和副社長は、2022年4月にビルシステムや家電、産業機器などの事業を集めて設立した「コネクティブインダストリーズ」を率いる(撮影:尾形文繁)
上場子会社解消など、事業のポートフォリオ改革を進めてきた日立製作所は2022年4月、大規模なセクター再編を行った(詳細は12月9日配信『巨艦日立が「ごった煮」の事業部門を作る理由』)。縦割りの弊害も指摘されるコングロマリットという事業形態で、どのようなシナジーを生み出すのか。家電からエレベーター、空調設備、さらには半導体製造装置など多岐にわたる量産品を扱う巨大セクター「コネクティブインダストリーズ」を率いる青木優和副社長にその狙いを聞いた。

「全部日立がやる」チャンス増えた

ーーコネクティブインダストリーズには事業がたくさんあり、共通項がわかりづらいです。

日立はかなりいろんな事業を手がけているので、外から見ると「わかりづらい」という見方はたしかにある。切り口はいろいろあり、もっと細分化されていたほうがわかりやすいという意見も当然ある。だが、お客様や市場、あるいは社会から見たときに昇降機とか空調とかいった「なんとか業界」という意味は薄れてきている。

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