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「LGBTたたき」で一致する統一教会と神社本庁 神道政治連盟、同性愛への「差別冊子」の波紋

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出自も歴史も異なる2つの宗教団体が不自然なほど似通う謎。

神社の外観
神社本庁は全国8万社の神社を包括する(撮影:今井康一)

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「これ、家庭連合内で回っている動画です。ぜひ見てください」。統一教会の現役信者がこう言って教えてくれたのは、長尾敬前衆議院議員が、自身と統一教会関連団体との接点を一挙解説したYouTube動画。

長尾氏は天宙平和連合(UPF)、国際勝共連合、世界平和連合、世界日報などの名を挙げ、国際勝共連合については「同性婚や選択的夫婦別姓、行き過ぎたLGBT問題についていろんな提言をくださった」と明かしている。

同性愛を「精神の障害」

LGBTとはレズビアン(Lesbian)、ゲイ(Gay)、バイセクシュアル(Bisexual)の3つの性的指向とトランスジェンダー(Transgender)という性自認の頭文字を取った表現で、性の多様性を尊重する概念だ。世界保健機関はすでに性同一性障害を「精神障害」の分類から除外している。

長尾氏本人に確認すると、国際勝共連合は「行き過ぎたLGBT」に対する提言を「自民党の部会や議連に持ってきている」という。同様の提言は「神道政治連盟などからもあった」そうだ。

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